PROFILE / プロフィール
映像ディレクター・映画監督。株式会社EXIT FILM代表。企画・脚本から撮影・編集までを一貫して手がけ、広告・ブランディング映像から映画まで幅広い演出を手がける。国内外のアワードを多数受賞。
2023年には、日本のエネルギー問題をドキュメンタリーとコンテンポラリーダンスで描いた映画『Dance with the Issue』を監督。同年よりNPO法人ブラックスターレーベルを主催し、論理では解けない社会課題に対して、対話の場づくりやワークショップ、教育プログラムの開発にも取り組んでいる。
COMMENT / コメント
こんにちは。株式会社EXIT FILMの田村祥宏です。今作の監督を務めさせていただきました。ついについに、この発表の日を迎えることができました。かなり長い期間、特に台本の部分でかなり時間を使いましたので、本当に心から嬉しいです。
僕はまだ映像で食べられていなかった20代の頃に介護施設、いわゆるお泊まりデイサービスに住み込みで働いていたこともあり、さらには独立後も認知症に関わるプロジェクトに多く参画させていただき、身近というか、すごく助けてもらった、感謝している、そういう業界でもあります。その中で、初めてのドラマ映画をこのテーマで制作することができ、非常に運命的なものを感じています。
原作の書籍は、認知症に対する正しい知識や正しい振る舞い方を教えてくれるものになっていますが、原作に無い人間ドラマの部分は僕の実体験や、僕が実際にお会いしてきた様々な認知症当事者の方々を参考に作らせていただきました。
主人公やその息子のモデルも実際の僕の家族ですので、非常に複雑な思いを抱えながら制作に当たっておりました(笑)介護の現場にいた時にも感じておりましたが、やはり認知症になると、こういった家族の問題が表面化するきっかけにもなるのかなと思っています。
認知症が、できることなら家族が改めて1つになる、良い方向に向かう機会となり、多くの人が認知症になっても幸せな生活を送ることができるよう、そんな助けになる作品になればと願っております。ぜひ劇場で楽しんでもらえたらと思います。よろしくお願いいたします。
“なんであんな行動をするんだろう、ってずっと思っていました。でも、ぜんぶちゃんと理由があったんですね。明日から、声のかけ方が変わると思います。”
50代・介護職・男性
“「うちに帰りたい」って、毎日のように聞いていました。あの言葉の意味を、はじめて考えました。”
30代・施設職員・女性
“父のことを分かってあげられなかったと、ずっと自分を責めていました。この映画に、少し許してもらえた気がします。”
60代・ご家族・女性
“勉強のつもりで観に行ったのに、普通に声を出して笑って、最後は泣きました。おもしろかったです。”
20代・会社員・女性